解凍調理のコツ
冷凍食品をよりおいしく召し上がるためにはそれぞれの種類に応じた解凍・調理の方法を知っておくことが大切です。
冷凍食品には、魚貝類や肉類を生のまま凍らせてあって、解凍すると生の状態になる「生もの」、ある程度調理してから凍らせてあって、そのまま蒸したり揚げたりするだけで、あまり手を加えずに食べられる「調理食品」、それに「野菜・果物」類などがあります。
冷凍食品を、よりおいしく召しあがるためには、それぞれの種類に応じた調理方法をよく知っておくことが大切です。
使用方法が包装に表示されていますので、しっかりとお読みください。また、調理法を示すマークも表示されていますのでよくご覧ください。
電子レンジは、ごく短時間で解凍するので解凍中においしさや栄養分を失なわないうえ、細菌が繁殖する時間も与えません。また、ものによっては解凍しながら調理の仕上げもできますから、冷凍食品を一層便利にお使いいただけます。
生もの・調理食品・野菜と、はば広く使えますが、レンジに入れる冷凍食品の品温・形・大きさ・厚さなどで解凍・調理の時間が微妙に変わります。また、使用方法は、メーカー、機種により異なりますので、ご注意ください。

- 最近は、電子レンジで簡単に調理できる冷凍食品が多く販売されていますが、「アルミ製の包装は入れない」「袋ごと入れない」「袋ごと入れる」など表示されている調理方法をよく読みましょう。
- 電子レンジで時間をかけ過ぎると、解凍しすぎたり、乾燥して固くなったり、ドリップ(液汁)がたくさんでたりします。かけ過ぎないように注意してください。
- ラップは、加熱の際に食品から出る蒸気で膨張する場合がありますので、ゆったりとかけるか、隅を少し開けてください。
- 電子レンジから取り出す際は、皿や器が熱くなっています。また、ラップをはずす場合も蒸気でヤケドすることがありますので気をつけましょう。
- 解凍時間は、電子レンジのメーカー、機種のワット数で異なります。
魚や肉などの生ものは、調理前に、下ごしらえとして“もどし(品温を上げ、冷凍を緩める操作)”が必要です。もどしたあとは、普通の魚や肉と同じように調理します。

第1のコツは、もどし過ぎないこと。表面がやわらかくなって、シンがまだ凍っている程度の半解凍が“もどしごろ”です。
第2のコツは、半解凍にもどったら、時間をおかないですぐ調理することです。
- 低温解凍
調理までに時間のあるときは、低い温度でゆっくり解凍してください。味をそこなわない一番よい方法です。
包装のままフリーザーから冷蔵室(冷蔵庫の下段)に移して数時間置きますと、生の状態にもどります。5℃前後で解凍するのでもどり過ぎも避けられ、衛生的にも最良です。 - 自然解凍
台所など、涼しいところに包装のまま置き、自然にもどします。この場合は、季節によって室温がことなり、うっかりするともどり過ぎになりますから、半解凍でとめるよう十分注意しましょう。 - 流水解凍……(お急ぎのとき)
急いで解凍したいときは、包装のままポリ袋に入れ、中の空気を抜いてから、輪ゴムなどで口をかたく閉じて、水(できれば、水道などの流水)につけます。
食品に直接水がふれると、風味や栄養が失われてしまいますから注意してください。
たい・まぐろ・いかなどの生ものは、解凍に必要な時間を一度にかけてしまわず、何回かに分けて様子を見ながら、必ず半解凍で止めるように注意してください。1尾の魚で各部位の厚さに差があるものは、途中で尾の部分のように薄い部分をアルミ箔で包み(包んだ部分は電波を反射するので加熱されません)均等に解凍するようにします。
- お皿と食品の間に割箸などを並べて、僅かな隙間を作っておく(あげ底する)とベタベタになりません。
- 途中で一度スイッチを切ったあと、すぐレンジの扉をあけず20〜30秒ほどそのままにして、食品の温度を均一にすることがコツです。
- 電子レンジに搭載している自動解凍キー(オートタイプ)は、−18℃前後の食品を基準に設計しています。冷凍庫から出したばかりのカチンカチンに凍ったものをご使用ください。
調理食品は、凍ったまま焼いたり蒸したり揚げたりするだけで召しあがれる便利な食品です。
ものによって調理方法が異なります。種類が多いのでお求めのときに、売場で調理方法を確かめるか、調理する前に、包装の説明をよくお読みになって、おいしく上手に仕上げてください。
- 調理食品は、簡単でそのまま召し上がれる便利な食品ですが、ものによっては、ちょっとした工夫で別なお料理の材料にもなり、また他のものと組み合わせてより豊かなお料理が出来上がります。

しゅうまい・ぎょうざ・中華まんじゅうなどは、包装からとりだし、凍ったまま蒸し器で蒸します。
茶わんむしは、袋のまま流水などで完全に解凍し、それから器に移しかえて蒸します。


肉だんご・酢ぶた・シチュー・えびのチリソース煮・丼物の具などは、沸騰したお湯に包装のまま入れ、中心があたたまるまでゆでます。
めん類は、袋か�ままフライパンで炒めます。

しゅうまい・ぎょうざ・中華まんじゅうなどは、包装からとりだし、凍ったまま蒸し器で蒸します。
茶わんむしは、袋のまま流水などで完全に解凍し、それから器に移しかえて蒸します。


肉だんご・酢ぶた・シチュー・えびのチリソース煮・丼物の具などは、沸騰したお湯に包装のまま入れ、中心があたたまるまでゆでます。
めん類は、袋から出してゆでます。
ロールキャベツも凍ったまま袋から出して、スープなど調味液で煮ればよいものですが、重ねたり強火で煮過ぎると煮くずれしやすいので気をつけてください。

代表的なものとしてフライ・コロッケのようにパン粉の付いたものがありますが、これらは必ず凍ったまま揚げてください。
■油の温度を下げないようにするのが上手に揚げるコツ
- 油を多目に使い、少しずつ揚げること。
- 油にいれてから1〜2分間、表面が固まるまでは箸などでさわらないこと。
- 揚げながら火加減を調節して、油の温度を常に180℃位に保つこと。
- 表面を焦がさないようにして中心まで火を通すこと。
油で揚げてから冷凍した
のフライや天ぷらは、オーブントースターで暖めるだけでOK。フライドポテトは弱めの油で揚げれば、カラッとした仕上げになります。
*最近は、電子レンジで解凍・調理するものが増えていますので、包装に記載された調理方法を良く読むようにしましょう。

調理食品は、解凍と同時に調理の仕上げもできる電子レンジにうってつけのものがたくさんあります。
しかし、「袋ごと加熱するもの」「中身を出して過熱するもの」「ラップをかけるもの」「ラップをかけないもの」など冷凍食品の種類によってレンジの使用方法がかなり異なります。
包装に記されている調理方法に従ってご使用ください。
野菜類はとろろいもなど1〜2の例外を除き、すべて80%ぐらい加熱(ブランチングといいます)してから急速凍結してあります。調理の際は、袋からとりだし凍ったまま熱湯に入れるか蒸すなどして、残りの20%を煮あげます。煮過ぎないように注意してください。
最近は完全に加熱してあって自然解凍して食べられる豆類なども販売されています。

凍ったまま、蒸し器で蒸せば味を落とさないでゆであがります。熱湯でさっとゆでてもよいでしょう。
芋類やかぼちゃを煮るときは、凍ったまま、少なめの煮汁で煮含めてください。(里芋は、よく火を通します。)
![]() 凍ったまま、蒸し器で蒸せば味を落とさないでゆであがります。熱湯でさっとゆでてもよいでしょう。 芋類やかぼちゃを煮るときは、凍ったまま、少なめの煮汁で煮含めてください。(里芋は、よく火を通します。) |
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![]() 凍ったまま熱湯に入れてさっと解凍し、水気を切ってからフライパンに移し、バターかサラダ油で炒めます。 |
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野菜類は、解凍と同時に調理する場合が多いが、ブランチング(80%程度加熱)してありますから、加熱しすぎないよう特に注意してください。
凍ったままさっと水をかけ、タップリの塩をもむようにしながら加えて器に入れ、蓋をしてレンジに入れます。
600ワットのレンジの場合、2分かけて一度まぜ合わせてから、また2分かけて、すばやく冷まします。
ミカン・イチゴ・メロンなどの果物類は、あまりもどさずに、そのままシャーベットやジュースにするか、ケーキ、ゼリーなどの材料にお使いください。

包装からとりだし、凍ったままジューサーに。砂糖やミルク、蜂蜜などを加えると、冷たくておいしいジュースができます。

凍ったままの果物を、普通の氷と同じように氷かきでかくと、シャーベットになります。シロップなどをかけると一層おいしくいただけます。

半解凍にして、ゼリーやパフェのフルーツとしても使えます。













