平素は当協会の事業運営にご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

(一社)日本冷凍食品協会の「冷凍食品認定制度」では、認定工場において品質管理、衛生管理及び施設・設備に係わる管理等に習熟した者を品質管理責任者として選任することとなっています。これは品質管理責任者が、単に製品等の検査を実施もしくは承認していれば良いということではなく、品質及び衛生の向上を図ることを目的に、工場に常駐し、品質管理諸業務を統括する必要があるためです。しかしながら、必ずしもこの役割を十分に果たしているとは言えない事例が見受けられました。

そこで、品質管理責任者のレベル向上を目的として、冷凍食品製造工場認定基準をベースにした品質管理責任者講習会を平成25年から開催しています。今年度はこの講習会を福岡市で開催します。

品質管理責任者の業務内容は多岐に渡ることから、講習内容を以下の3つのパートに分け、開催します。

1.品質管理責任者講習会の全体概要

今年度、福岡市で開催する3つのパートの品質管理責任者講習会の概要を以下に示します。

コース 内容 開催日
パート1(1)工程管理 主にHACCPシステムをベースとした工程管理に関する内容(基準Ⅰ-9,10、基準Ⅱを中心とした内容) 平成27年10月30日開催予定
パート2(2)問題発生時の対応 主に出荷判定などの問題発生時の対応に関する内容(基準Ⅰ-8,9,10を中心とした内容) 平成27年12月4日開催予定
パート3(3)組織的な改善活動 主に内部監査、マネジメントレビューを中心とした組織的な改善活動に関する内容(基準Ⅰ-2を中心とした内容) 平成28年2月19日開催予定

対象:品質管理責任者の経験が浅い方や、今後品質管理責任者となる方、HACCPシステムの構築の導入部分について学びたい方。
 場所:TKP博多駅前シティセンター カンファレンス1
    福岡市博多区博多駅前3丁目2の1 日本生命ビル8階
 なお、主たる対象地域は、九州地方、中国地方としますが、それ以外の地域からの申込みも受け付けます。

2.今回(パート1)のご案内

今回(パート1)は、上記1の「(1)工程管理」に関して、HACCPシステムによる製造現場の管理方法に主眼を置いた内容です。認定制度や品質管理責任者の考え方、具体的な製造現場における管理例についても紹介しますが、より理解を深めるために演習を実施します。これは、認定調査及び定期検査を通して工場の管理状況を確認した結果、冷凍食品製造工場認定基準Ⅰ-9で規定するHACCP的管理手法による製造現場の管理が一部の工場において十分ではなく、管理レベルを向上する必要があるためです。

講習会(パート1)の参加希望の方は、添付ファイルの参加申込み票を使用し、郵送もしくはFAXで平成27年10月15日(木)までに協会の品質・技術部宛にお申込み下さい。なお、申込みは先着順ですので、定員の30名になり次第、申し込みは締め切ります。

申込みされた方には、「確認票」をFAXにてお送りしますので、当日必ずご持参の上、受付にご提示ください。内容等詳細は添付ファイルのご案内をご覧下さい。

案内文書 平成27年度 品質管理責任者講習会(パート1)開催のご案内
【参加申込み票】平成27年度 品質管理責任者講習会(パート1)用(word)
※【参加申込み票】を添付していますので、クリックしてダウンロードして下さい。必要事項を記入の上、郵送又はFAXで送付して下さい。