当協会では、1999年に「冷凍食品業界における環境自主行動計画」を策定し、会員に対して計画に基づく対応を要請してきました。

この自主行動計画は、2010年で終了しましたが、2012年についても引き続き調査を実施しました。

調査の主な結果は、以下の通り。

  1. CO2排出原単位(CO2排出量/生産量)は1990年比で14.2%増加。
    原単位が増加した要因は、原子力発電所の稼働停止に伴い、電力の炭素排出係数が大幅に上昇しためである。なお、2011年と2012年の調査で共通する対象企業56社で比較した場合(2011年の電力の炭素排出係数を使用)、2012年のCO2排出原単位は前年比2.7%減となっており、CO2排出削減は進んでいるとみられる
  2. 冷媒については、特定フロン(CFC)の使用が減少し、HFCへの切替が進んだ。アンモニア、CO2などの自然冷媒の比率はほぼ横ばいとなった。
  3. 廃棄物の再資源化率は、1997年に比べ、すべての種類で大幅に向上し、対前年比では0.2ポイント上昇とほぼ横ばいである。
  4. 企業の環境管理体制及び環境マネジメントは、対前年比では、ほぼ横ばい程度である。

詳細は、以下のPDFファイルをご覧ください。

「環境自主行動計画のフォローアップ調査結果(2012年)」について
冷凍食品業界における環境自主行動計画(1999年)