食物アレルギーは極めて重篤な症状を引き起こす場合があり、アレルゲン管理は食の安全を守るうえで、避けては通れない重要な課題の一つです。

食物アレルギー事故を防ぐため、従来の認定基準では、原料のアレルゲンを把握して保管や使用の工程毎に混入の危害分析を行うこと、他の食品と識別管理するなどの混入防止の手順を定めること、誤使用がないようアレルゲンを含む食品の工程管理について必要な基準の作成を定め配慮すること、サニテーションにより混入防止対策を要求事項とし、これを実行することで、アレルゲン混入の危害を予防していました。

29年度から施行された改訂認定基準では、従来のアレルゲンに関する管理基準に加えて、適切な頻度でアレルゲンの交差汚染がないことを検査キット等で検証すること、逸脱があった場合は、修正についても評価・記録することを求めています。

そこで、より効果的にアレルゲン管理が行えるように、その管理とサニテーションにスポットを当てて、次の内容で講習会を開催することとしました。

①食品工場におけるアレルゲン管理の注意点と検査方法
②食品工場のサニテーション ~製造設備のサニテーションはどの様に行わなければならないか~
①は一般財団法人日本食品検査(JFIC)、②は株式会社エスピーピー及び株式会社クレオから講師を迎えて開催します。

対象者は、原則として認定工場の品質管理担当(品質及び衛生検査の実施者、責任者)、製造部門の担当者で、食品工場のサニテーションの知識及び製造工程の衛生管理水準の向上を目指す方としますが、本社等の品質管理担当者の参加も可能です。

11月9日(金)に札幌で開催する講習会に参加希望の方は、以下の【参加申込み票】に必要事項を記入の上、10月31日(水)迄にFAXにてお申込みください。
【ご案内】第6回アレルゲン管理及び洗浄講習会(名古屋)

【参加申込み票】 第6回アレルゲン管理及び洗浄講習会(名古屋)