「冷凍食品製造事業者向けHACCPに基づく衛生管理のための手引書」
2021年6月
平成30年6月に食品衛生法等の一部が改正・公布され、本年6月から「HACCPに沿った衛生管理の制度化」が本格施行されました。これに従い、全ての食品等事業者は、「HACCPに沿った衛生管理」の実施が義務付けられ、「衛生管理計画」を策定し運用する必要があります。この「HACCPに沿った衛生管理」については、小規模事業者等を除き、コーデックスのガイドラインに基づくHACCPの7原則を要件とする「HACCPに基づく衛生管理」を原則実施しなければいけません。
当協会は、厚生労働省の依頼により、冷凍食品事業者が「衛生管理計画」の作成に取り組む際の負担軽減を図るため、「冷凍食品製造事業者向けHACCPに基づく衛生管理のための手引書」(以下、手引書)を作成し、平成30年12月7日に厚生労働省のHPで公表され、同日協会のHPに公開しました。
この手引書は、「冷凍食品認定制度 第2編冷凍食品製造工場認定基準」(以下、認定基準)を抜粋し、構成や文章表現などを見直したものに、解説、資料、事例、記録・様式等を加えた内容としており、令和3年4月の認定基準の改定に合わせ、一部見直しました。また、認定基準は、コーデックスのガイドラインに基づくHACCPの7原則にも準拠しています。
改定した手引書及び衛生管理計画様式例(工程フロー図を除く)は、以下に掲載しています。
冷凍食品製造事業者向けHACCPに基づく衛生管理のための手引書(第2版)
この手引書は、厚生労働省から都道府県等に通知され、さらに都道府県等は、手引書を踏まえて冷凍食品事業者に対して、統一的な監視指導を行うことになります。なお、当協会の冷凍食品認定工場においては、認定基準に対応ができており、手引書についても既に対応済みということになります。
(参考1)厚生労働省
(参考3)「HACCPシステムとその適用のためのガイドライン」(Codex委員会資料)