調理冷凍食品の日本農林規格(JAS規格)は、昭和53年に制定され、これまで10回の改正の後、本年3月22日の農林物資規格調査会で、「同規格は利用されておらず、格付率、利用率等の改善が見込めない」ことから、同規格の廃止が決定されました。これを受けて11月12日の官報(下記よりご覧下さい。)で廃止が告示され、本年12月12日から施行されることとなります。

官報(平成25年11月12日)

調理冷凍食品のJAS規格では、「品温が-18℃以下であること」が定義されていましたが、JAS規格の廃止に伴い、この基準はなくなりました。

しかし、行政や関連業界団体からなる「冷凍食品関連産業協力委員会」が、昭和46年に定めた「冷凍食品自主的取扱基準」において、品温が-18℃以下であることを規定していること、またCodexの「急速冷凍食品の加工及び取扱いに関する国際的実施規範(CAC/RCP 8-1976)においても、急速冷凍食品は-18℃以下で保存されていること、を規定していること等から、当協会としては、今後も冷凍食品の品温を-18℃以下とする基準を維持していきます。